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グルーミング罪についての請願


グルーミング罪の年齢制限撤廃を求めます。


発達特性や逆境環境、性暴力被害者へのグルーミング禁止を明文化して下さい。

1 請願の趣旨

性犯罪をめぐる刑法の規定の見直しを議論している法制審議会の部会で2022年10月24日、法改正の試案が示され、「グルーミング罪」の新設が示されました。「グルーミング罪」試案では、「16歳未満にわいせつ目的で面会を要求すれば、1年以下の拘禁か50万円の罰金、実際に面会すれば、2年以下の拘禁か100万円以下の罰金とする」という内容ですが、現実には、高校生である16歳、17歳、18歳、19歳や発達特性や逆境環境、性暴力被害者がSNSでグルーミングされ、被害に遭い続けています。2022年6月15日に成立したAV出演被害防止・救済法でも、審議において、私たち性暴力被害当事者からの請願により、脆弱な発達特性や逆境環境、性暴力被害者が巧みにグルーミングされ被害に遭っていることが考慮され、条文と付帯決議で配慮が明記され、対象年齢が、全年齢となった経緯があります。「グルーミング罪」においても、対象年齢を全年齢に広げ、特に発達特性や逆境環境、性暴力被害者への配慮を明文化下さいますようお願い申し上げます。


2 請願項目

・グルーミング罪の年齢制限撤廃を求めます。

・発達特性や逆境環境、性暴力被害者へのグルーミング禁止を明文化してください。


3 請願の理由

現実にSNS上で16歳以上の若年女性や高校生がグルーミング被害に遭い続けています。

さらに、いきづらさを抱える子どもや不登校の子どもたちや経験値が低く未熟な18歳19歳が特にグルーミングの標的になっています。また、発達特性、逆境環境、すでに性暴力被害に遭った女性たちは、性的自傷やトラウマの再演、複雑性PTSDの症状からグルーミングされやすく、過酷な被害に遭い続け、SNS上で、意図的にグルーミングの標的にされています。上記の理由から、2023年6月に成立施行されたアダルトビデオ出演被害防止・救済法では、対象年齢が審議当初18歳19歳に限られていたのですが、当事者からの請願が考慮され、すべての年齢に対応することになり、さらに条文と付帯決議に発達特性、逆境環境、性暴力被害者への配慮が明文化されました。「グルーミング罪」においても、同様脆弱な人たちへの被害が現実に起こり続けており、対象年齢をすべての年齢にすることと発達特性、逆境環境、性暴力被害者へのグルーミングを禁止することの明文化が必要です。


4 資料

アダルトビデオ出演被害防止・救済法条文


性暴力被害者の会(専門医インタビュー)

https://makog.theletter.jp/posts/bbfa3680-b644-11ec-b27a-9ffbed365c1a

トラウマインフォームドケア専門医 白川美也子医師 著書




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